AGAクリニックの治療効果と目安の費用

AGAクリニックの治療効果と目安の費用「AGA(男性型脱毛症)治療専門クリニック」は、AGA治療薬を使い積極的な「発毛治療」を行っています。

そして、育毛剤などを使った自宅ケアでは抜け毛が止まらない、薄毛が進行して発毛治療をしたい、といった悩みに応える存在として広く知られるようになりました。

自宅ケアや育毛サロンとの大きな違いは医療という点ですが、具体的には「診断に基づく治療」「医薬品の処方」「体調管理と対処」にあります。

“脱毛抑制”と”発毛促進”の2点に絞って薬を使って改善を目指すのです。気になる費用とともに、治療法や効果を生む背景を考えてみましょう。

 AGAクリニックの特徴3つを紹介!

AGAクリニックの特長を医師が解説している
AGAクリニックは医薬品を使った治療を行います。

治療は、「毛髪検査」「ヘアケア指導」とともに、プロペシアなど「内服薬の処方」「ミノキシジル外用薬の塗布」、さらに新たな治療法として「毛髪再生医療」を行うクリニックも増えてきました。

ヘアケア指導以外は医療機関でなければ受けられません。3つの特徴から、AGA改善効果を見ることにします。

1. 医師の診断に基づく治療

多くのAGAクリニックは、無料カウンセリングを行っています。

カウンセリングはスタッフが行い、抜け毛とともに気になる費用や効果などの「不安や疑問に答える」ことと、「症状の確認と治療方針を決める」目的があります。

治療が決まれば、医師が血液検査とともに診断し治療方針を決めて具体的に治療方法を説明。

診察は大きく2つに分けることができます。それは、「問診」「検査」です。

「問診」の主な内容は、視診・触診とともに家系の状態、AGAが始まった年代、生活習慣、ストレスの状態などを確認していきます。

AGAの原因のほとんどは遺伝です。急激な抜け毛はAGA以外の原因も考えられるため、遺伝による原因かどうかの判断は大きな意味を持ちます。

次に、血液検査などの「検査」を行います。

血液検査は、AGAのリスク検査とともに肝機能や腎機能の健康状態のチェックが目的です。AGAの症状が進行していると、血液中のDHT(ジヒドロテストステロン)の量は増えている状態に。

AGA治療は、血液中のDHT量を内服薬によって半分に減らすことを目標にします。

2. 医薬品の処方

AGA治療は、5αリダクターゼの作用を抑えDHTを減らす「内服薬の処方」と、ミノキシジル「外用薬の塗布」が基本です。

内服薬は「5αリダクターゼ阻害薬」と呼ばれています。

その5αリダクターゼには「Ⅰ型」「Ⅱ型」があり、「Ⅰ型」は皮脂腺に多く存在し過剰な皮脂分泌の原因となるのです。

そんな「Ⅰ型」の改善には、プロペシアなどフィナステリド剤が処方されます。

「Ⅱ型」は前頭葉や頭頂部の毛乳頭に多く存在し、直接抜け毛の原因に。

「Ⅰ型」「Ⅱ型」阻害薬のザガーロなど、デュタステリド剤が処方されます。一般的には、デュタステリド剤の方が発毛効果は高いと言われています。

この2種類の内服薬で、DHTの血中量を半分に減らし遺伝による影響を抑えていくのが治療の特長です。

同時にミノキシジル外用薬を塗布します。

ミノキシジルは大正製薬のリアップ(第一類医薬品)の成分でドラッグストアやネット通販でも購入できますが、AGAクリニックによっては飲むミノキシジルタブレットの併用や、ミノキシジル成分を含む内服薬を独自に開発して処方する場合もあります。

症状によっては、栄養補給のためのサプリメントの提案や生活環境の改善指導を併せて行う場合もあります。

3. 体調管理と対処

内服薬と外用薬による治療は、AGA治療の基本です。そのため、副作用などのリスク管理が必要に。

フィナステリド剤やデュタステリド剤は、性欲減退や勃起不全肝機能障害などの副作用が出る可能性があります。

ミノキシジルも軽い痒みや発疹、さらにリスクは低いですが肝機能検査異常などの副作用が出る可能性が。

そして内服薬も外用薬も継続して使用するため、リスク管理は重要です。

AGAクリニックのなかには毎月の治療費負担を軽減するため、最初の診断後は医薬品の投薬のみで対応するケースもあります。

しかし、少し高額になっても定期的に医師と直接面会してAGA改善状況や体調の変化などの相談をする方が安心です。

AGAクリニックの治療で期待できる効果は90%以上?

AGAクリニックに通った男性の髪の毛
AGAクリニックのAGA改善効果は、「90%以上」という情報があります。クリニックによっては公式サイトに記載をしているため、AGAクリニックを探す際には意識をして公式サイトの記載を見てみましょう。

さて、AGAの直接原因となる「遺伝による影響(DHTの量を減らす)」を抑える効果、特に育毛剤のように塗布する育毛ケアと内服薬では、有効成分の吸収効果が大きくなります。

内服薬の服用はDHTの量を減らし、その状態を維持することが目的です。

ミノキシジルは血管を拡張する作用があり、発毛効果が認められています。

「改善」「状態の維持」「発毛促進」の3つの効果

AGA治療は、3つのステップで理解することができます。

DHTの量で考えてみましょう。内服薬の服用を開始して、まず脱毛指令につながる「DHTの量」を半分程度まで下げます。

次に、状態を「維持」するために服用を続けます。医師は血液検査の結果を見て、投与量を決めます。

遺伝の影響を抑えた状態を維持しながら、3つ目のステップ、血管拡張効果のあるミノキシジルを塗布することで「発毛促進」につなげるのです。

大正製薬の調査を見ると、ミノキシジルの効果は概ね24週後ぐらいから顕著に表れています。

治療を始めてどれくらいの期間で効果が見られる?

医師が処方している
AGA治療の効果は個人差がありますが、「6か月」という紹介が多く見られます。

これは、ミノキシジルの実験と同じ結果で、DHTの量が安定し、血管拡張から発毛として改善効果が見えるまでに半年は継続して結果を待つ必要があります。

初期目標を達成する目安期間は6か月

AGA治療は「改善」「状態の維持」「発毛促進」の3つのステップで進みます。

まず、AGAの進行を止める期間が必要です。個人差がありますが、内服薬の服用とミノキシジルの塗布を開始すれば3週間程度で「抜け毛が減ったかな」という、期待を込めた初期の感触が得られる可能性があります。

ただし、育毛剤が浸透しやすい頭皮であるかどうかも大きく影響します。

あるAGAクリニックは、ザガーロによるDHT抑制効果が表れる期間は「3か月から6か月以上」と紹介しています。科学的な評価は6か月と考えた方が良さそうです。

しかし、「3週間で抜け毛が減った」という自信も、治療を継続する意欲につながるので大事な考え方です。

ただし、「改善」「状態の維持」「発毛促進」のうち6か月で見られるのは第一段階の「改善」効果です。

治療薬を使ってDHTを一定量の「状態を維持」するためにはずっと治療を継続する必要があります。血管拡張のためのミノキシジルの塗布も同じです。

AGAクリニックの治療にかかる費用は?

AGA治療は厚生労働省が認可したAGA治療薬を使います。

つまり、自宅ケアでは得られない発毛効果が期待できると言って良いでしょう。

しかし、気になるのは費用です。結論から紹介すると、毎月15,000円から30,000円程度の出費は覚悟する必要があります。

費用の目安は月額20,000円代後半

AGAクリニックのサイトで紹介されている情報を参考にすると、初診料(3,000円から5,000円程度)や血液検査(5,000円程度)を除く毎月の費用、主に薬の価格は15,000円から30,000円弱という表示が多く見られます。

処方する内服薬と外用薬の価格の違いが大きな要因です。プロペシアやザガーロのように日本の製薬メーカーが製造し厚生労働省が認可した医薬品もありますが、ジェネリック医薬品を提供することで負担を減らすクリニックもあります。

個人輸入でジェネリック医薬品を購入する料金を見ると価格は10分の1程度であることから、先発品とジェネリック医薬品の価格差が影響していることがわかります。

しかし「内服薬の価格の違い」「独自開発薬」の採用など、処方する治療薬の種類や価格によって治療費の差が生まれます。

その結果、発毛効果に違いが出る可能性もあり、一概に「安いから良い」というわけではありません。

地域や治療内容によって異なる

処方する薬を確認しましょう。プロペシアだけなら毎月5,500円(一例)ですが、目標は「現状維持」です。

さらに、5αリダクターゼⅡ型阻害薬のザガーロやザガーロのジェネリック医薬品と、ミノキシジル外用薬やミノキシジル成分配合内服薬が加わると15,000円を超えます。

この場合の目標は「発毛促進」です。

プロペシアあるいはザガーロ(ともにジェネリック医薬品がある)にするか、ミノキシジル外用薬を加えるか、ミノキシジルを含む内服薬の方を選ぶか、というように複数の選択肢の組み合わせが毎月の治療費となります。

もっとも低く抑えられるのは「フィナステリド配合内服薬(ジェネリック医薬品)のみ」(5,500円程度)です。

一方「厚生労働省認可のAGA治療薬ザガーロとミノキシジル外用薬(あるいは独自開発の内服薬もある)」によって高い発毛効果と安心を期待すれば3万円程度は必要だということになります。

地方都市のAGA専門クリニック以外、皮膚科の診療所などでもAGA治療を行うことはできますが、専門医がいないことや、処方する薬もプロペシアに限定されるなど、効果には個人差が大きく関わってくる可能性があります。

AGAクリニックが展開されている地域は限られている

AGAの改善のために専門のクリニックを利用する人が増えています。

一部の専門クリニックは地方都市にも展開を始めていますが、やはり東京など関東圏を中心に、名古屋、大阪、福岡、仙台、札幌などに地方の大都市が中心であることには違いありません。

業務提携を含めて比較的、地方の小都市にも進出しているクリニックとして知られているのは「AGAスキンクリニック」です。

提携する東京美容外科メンズ専科がある青森や秋田、富山、山口、長崎、佐賀などでも治療を受けることができます。

しかし、空白地帯も多いのが現状です。

AGA治療は費用も少し高いため、小都市では利用者が少ないということもあります。

ですが自宅ケアでも10,000円程度、育毛サロンやかつらメーカーなどを利用すれば15,000円以上必要となることもあることを考えれば、AGA治療に対する効果や安全性に対する評価がもっと広がればさらに利用者が増えることもあるでしょう。