円形脱毛症の原因と改善するための対処法

円形脱毛症の原因と改善するための対処法
円形脱毛症とは、その名の通り円形の脱毛斑がカラダに生じる疾患を指します

軽度だと10円程度の大きさですが、重度になると頭部だけでなく、体毛などにも影響を及ぼすのです。

円形脱毛症の原因として、考えられるのは何でしょうか?原因と治すための対処方法をご紹介します。

ストレスや疲労は円形脱毛症の直接的な原因じゃなかった

円形脱毛症になったら、まず原因として疑うのは「ストレス」や「疲労」ではないでしょうか?

しかし、円形脱毛症の原因はストレスや疲労だけではありません

むしろ、ストレスや疲労が直接的な原因なのではなく、円形脱毛症になる誘因と考えられることが多いです。

ストレスや疲労は間接的な原因

以前は、疲労などによる精神的ストレスが円形脱毛症の原因なのではないかと言われていました。

しかし、症状の原因を安易に「精神的ストレス」であるとくくってしまうと、根本的な原因がわからずに、脱毛症を改善させるための方法も手あたり次第となってしまいます。

対処が遅れれば遅れるほど、精神的負担などが大きくなり、誘因要素が増え症状は悪化するでしょう。

円形脱毛症を治す際は、誘因をみるのではなく原因を探ることが、改善への近道と言われるようになりました。

「自己免疫」の異常行動が原因のひとつ

現在考えられている円形脱毛症の主な原因としては、外的要因から身を守ってくれる自己免疫の異常が挙げられます。

細菌などの外的要因からカラダを守ってくれる自己免疫が、何らかの異常によって成長している毛包を直接攻撃すると言われているのです。

攻撃された毛包は活動を休止し、収縮してしまいます。

その収縮が、円形脱毛症の直接的な原因として考えられるのです。

なぜ、自己免疫が毛包を攻撃してしまうのか、その原因は今のところ不明となっています。

自己免疫の異常行動が原因で起こる症状

自己免疫の異常行動によって円形脱毛症が起こる際、ひどくなる前に下記のような兆候が見られます。

・血縁者に円形脱毛症になった人がいる
・抜けた髪の毛の毛根がとがっている
・栄養障害を起こしている

通常の毛根は丸くなめらかですが、攻撃を受けると細くとがります。

もし、とがった毛根を確認したら、“自己免疫の異常”を疑いましょう。

他にも“遺伝的”なものや、“生活の乱れ”が原因で起こる症状が、自己免疫の低下を呼びよせています。

とくに、ホルモンバランスの乱れが生じやすい女性は注意が必要。女性は、男性と比べて自己免疫の作用を持つリンパ球の数が多いと言われています。

男性より女性の方が、円形脱毛症が起こりやすい原因を抱えているのです。

円形脱毛症と自律神経失調症は関わりがある

クシで髪をとく男性

髪の毛を育てる頭皮にも栄養素が必要です。

その栄養素は、毛細血管を通して送られてくる血液中に含まれています。

何らかの理由によって血液が頭皮へ届かなくなると、栄養不足から毛の成長を止めたり、成長をしても細くて抜けやすい髪の毛になるのです。

頭皮に栄養素が行き届かない理由として、考えられるのは「自律神経失調症」といわれています。

「交感神経」の異常が原因で必要な栄養素が頭皮へ届かない

「自律神経失調症」は交感神経が異常に活発化し、カラダのあらゆる場所に支障をきたす病気です。

交感神経は、細い動脈をさらに細くし、太い動脈をもっと太くするといった働きをしています。

その働きが異常なまでに活発化してしまうと、カラダのあらゆる場所に症状が出ます。

症状のひとつとして、円形脱毛症が挙げられています。

本来、頭皮へ栄養素を送り込むはずの毛細血管が異常なまでに収縮してしまうと、その役割を果たせなくなるのです。

髪の毛が作られる毛乳頭細胞は毛細血管のみから栄養素を取り入れているため、毛細血管が働けなくなると、髪の毛の成長を妨げてしまいます

自律神経失調になると、異常なほど発汗する症状も出てきます。

多汗が原因で頭皮の毛穴に皮脂が溜まり髪の毛の成長を妨げ、円形脱毛症になることもあるのです。

円形脱毛症を治すには?

円形脱毛症の改善を目指す方法

円形脱毛症の原因は、「自己免疫」や「交感神経の異常」だけではありません。

他にも、ホルモンの異常や遺伝、アトピー性皮膚炎も考えられます。

もし交感神経の異常であれば、毛細血管が正常に戻れば頭皮へ栄養素が行き届くようになり、円形脱毛症が軽減されるでしょう。

現在では、血管拡張効果が期待される飲み薬や塗り薬の服用も病院で診てもらうことで可能となります。

自己免疫の異常ならばPUVA療法といって、脱毛部分に紫外線を当てて自己免疫力を高めて改善を目指す方法があります。

改善方法は円形脱毛症になった原因によって異なる場合があるため、自己判断はせずに専門医への相談が安心です。

ドライアイス法など、自宅でもできる改善にむけた方法はありますが、一歩間違うと、大けがに繋がります。

円形脱毛症を自分で治すなら「生活のリズム」を見直す

円形脱毛症の誘因は、疲労などによって起こるストレスです。

もし自分で円形脱毛症を治すのなら、誘因となっているものを改善するよう心がけましょう。

・生活リズムを見直す
・食べ物を見直す
・睡眠時間を増やす

まずは、自分の生活リズムを思い浮かべてみましょう。朝起きる時間や寝る時間は毎日同じですか?

ご飯は、3食栄養を考えて同じ時間に食べていますか?

生活リズムが崩れると、ストレスをためこみやすいカラダになります。

まずは毎日の生活リズムを整えてみましょう。

生活リズムを改善するだけで、円形脱毛症の誘因となっているストレスを大幅に軽減できます。

おわりに

円形脱毛症を引き起こす間接的な原因は、疲労などからくるストレスです。

そしてストレスは、カラダに様々な症状を引き起こします。

もし円形脱毛症になった場合、無意識にストレスをため込んでいないかどうかチェックしてみましょう。

放っておくと、自己免疫力の低下や異常が続いたり、自律神経失調症にも繋がります。

原因が不明な場合、改善させるための対処法が自分ではできない場合は、皮膚科や専門医への相談が先決です。

自己判断で勝手に治す行為をしてひどくさせないためにも、病院を頼りましょう。